上手にストレスをかけながらリラックスする方法【アフターコロナのスタンダード】

上手にストレスをかけながらリラックスする方法【アフターコロナのスタンダード】

私たちは日常生活において「ストレスは悪いもの」「できるだけリラックスしたほうがいい」と思いがちですが、残念ながらすべてのストレスを拒絶することはできませんし、どんなときもリラックスできるというような人はいません。

このため私たちに求められるのは、ストレスと上手に付き合いながら、程よくリラックスするということです。でも頭でリラックスしようと思っても、実際にリラックスできる人はほとんどおらず、多くの人がリラックスできていないことをストレスに感じます。

そこで、ここでは上手にストレスと向き合いながら、リラックスする方法についてのポイントをご紹介していきます。

頑張るほどストレスを多く受ける

まず知ってほしいことは、何をするにしても頑張る人ほど大きなストレスを受けてしまうということです。頑張るというのは自分の思い通りにならないことに対して真正面から向き合うこと、抵抗することですのでどうしたってストレスは強くなります。

まじめな人ほどストレスが大きくなると言われていますが、まじめな人は手を抜くことをせずに、何事も全力で取り組むので、どうしても他の人よりも苦しむことになります。ただこのストレスを大きく受けていること自体は悪いことではありません。

ストレスを受けているとき、自律神経は交感神経優位の状態にあります。それもかなり優位性が大きくメーターを振り切っているような状態です。問題はこの振り切ったメーターを元に戻そうとしても、メーターが壊れてしまって戻りきらないことがあります。

問題はここにあります。この故障が一時的な興奮状態にあるのなら、時間をかけてまた元に戻ることもありますが、会社員の場合は月曜日から金曜日までの5日間もストレスを受け続けて、それを休日の2日で戻そうとします。それはどう考えてもバランスがよくありません。

リラックスする方法として、休日にストレス解消にと買い物にでかけたり、体を動かすためにランニングをしたり山に登ったりすると、これはこれでストレスになり、身体も心も休まるときがありません。若いうちはなんとか乗り切れても、いずれどこかで破綻してしまいます。

1週間の中で緩く過ごす日を作る

自律神経が交感神経優位の状態にあり、メーターが振り切って壊れているわけですから、そのようなタイプの人におすすめのリラックスする方法は「頑張らない日」「リラックスデー」を作ることです。意識して週に2〜3日だけでもリラックスデーを確保しましょう。

  • 定時に上がる
  • 30分だけ散歩して帰る
  • 帰宅したらテレビや動画を見ない
  • ストレッチやヨガなどをして呼吸を整える
  • 半身浴をする

これだけで副交感神経側にメーターが大きく振れます。ただこれだけでは不十分です。できれば勤務時間中も「今日はゆっくり過ごす」と意識して、いろいろな作業を丁寧さ優先で行いましょう。どうしても急ぎの仕事以外がマイペースで行いましょう。

できればランチも外に食べに行かずに、できるだけ近場で済ませましょう。お弁当でもサンドイッチでもいいので、自分の席や会議室などで済ませられるなら、外出せずに手軽に済ませましょう。ベストはおにぎりを握って持っていくことです(余裕があるならお弁当でも可)。

自分の作ったものよりもリラックスできる食べ物はありませんから。

余った休憩時間は、できるだけぼーっとしてるか、周りの人との会話を楽しみましょう。会話で笑える相手がいるなら会話を楽しみ、気を使わなくてはいけない相手とはできるだけ一緒の時間をを過ごさないようにしてください。

毎日眠る1時間前からはテレビも動画も見ない

リラックスデーはテレビも動画も見ないとお伝えしましたが、その他の日も就寝時間の1時間前からはテレビも動画もスマホもNGです。雑誌や書籍なら問題ありません。音楽を聴くのもいいですがあまりテンポの早い曲は避けましょう。

この1時間はリラックスするための時間です。アロマディフューザなどで好きな香りで部屋を満たすのもOKです。ただこれも香りによっては興奮状態になるので、リラックスできる香りを選びましょう。お香など煙が出るタイプは避けてください。微粒子が飛んでしまいますので、喫煙所にいるのと同じ状態になります。

本気でリラックスに取り組むならストレッチかヨガがいいのですが、明るすぎる画面を見ないで済むならなんでもかまいません。大事なのは脳に刺激を与えないことです。そうやって眠る準備を整えていきましょう。

深く眠ることができれば、寝ている間にメーターの針を副交感神経優位に何度も持っていくことができ、朝起きたときにはリセットされます。ついでに体内時計もリセットするために、起きたら10分でもいいので散歩しましょう。次の日の夜に眠りやすくなります。

副交感神経優位の状態に意図的に持っていこう

副交感神経優位になるというのは、ある意味「不真面目になること」でもあります。何でもまじめに取り組む人は、なぜか真面目に副交感神経優位になるように努力してしまいます。「きちんとストレッチしなくちゃ」なんて思ってしまいます。

これがすでによくありません。多少できないことがあっても「そんな日もある」くらいに考えて、できない自分を少しずつ受け入れていきましょう。緩さを許すことができるようになれば、いつでもリラックスした状態を維持できます。

このとき自分の自律神経をイメージしてください。交感神経と副交感神経の2つを自分なりにイメージして「いま交感神経が優位だな」とか「副交感神経が優位に感じる」みたいに自分の状態がいまどちらに向いているか、冷静に判断しましょう。

最初はうまくできなくてもかまいません。何度もやっているうちに正しい判断ができるようになります。そしてどちらかに行き過ぎていると感じたら、どこかのタイミングで反対側を高めるように意識しましょう。

ほとんどの人が交感神経優位で困っていると思いますので「いま交感神経が優位だな、ちょっとこの状態が長すぎるな」と思ったら、場所を変えて深呼吸をするなりして、交感神経優位が長く続かないようにコントロールしましょう。自律神経は直接的にコントロールできませんが、行動によって間接的なコントロールができます。

リラックスするというのは間接的に副交感神経優位の状態を作ることで、呼吸を整えることでそれが可能になります。「落ち着きたいときには深呼吸」と言われるのはそのためです。交感神経が働きすぎてるなと思ったら深呼吸。これを意識的に行ってください。

まとめ

私たちにとってストレスは必要なものであり、それと同じくらいリラックスも大事です。この2つの状態を交互に繰り返すことによって、自律神経がとても活発になり何をするにしても楽しく感じられるようになります。

ですので頑張っている日が何日も続かないように気をつけましょう。意識的に「リラックスデー」を週に2〜3日作って、穏やかに過ごすようにしましょう。また毎日寝る前に深く眠るための環境づくりも行いましょう。

さらに日常の中で、交感神経や副交感神経のどちらが優位になっているかをイメージして、片方の比重が大きくなりすぎたら、メーターの針が反対方向を向くように工夫しましょう。交感神経が優位すぎると感じることが多くなると思いますので、メーターの針が壊れる前に、大きく深呼吸して副交感神経優位に持っていってください。

最初は難しいかもしれませんが、継続することが大切です。上手にストレスと向き合い、ほどよくリラックス状態を意図的に作り出す。それができるようになれば、世の中にこわいものなんて何もなくなります。

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